Special Interview
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  • Interview 3 副支部長  T.Wさん
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Special Interview 第2回  副支部長 Y.Oさん


Q. 東京支部創立時から会員になられていらっしゃいますが、設立にかかわるお話、又、当時の状況をお話し下さい。

東京支部が昭和58年3月に誕生してから30年の歳月が経ちました。

前年の57年にペースメーカーを東京女子医大で植え込みましたので、私と支部は御縁があったのでしょう。

創立総会には一支部員として参加しましたので、立ち上げの苦労は経験しておりません。ある方を通して支部を手伝ってほしいとの依頼があり、初代支部長の菊池武信様、3代の中村貞一様、4代の森田初太郎様、5代の石坂茂様と知り合いになれました。どなたも支部の発展に尽力され尊敬いたしております。

2代支部長の早川先生とは本部事務局役員として長い間薫陶を受けました。

Q. 長い間、本部の事務局役員も続けていらっしゃいますが、歴代会長・副会長のご活躍への感想をお聞かせください。

本部事務局では10年余お手伝いさせていただきました。

初代会長の早川寛斎先生の友の会に対する情熱には頭がさがりました。友の会は「感謝、報恩、奉仕」の精神に基いて活動すべきであると常々申して居られました。クリスチャンでしたので、他者にたいする眼差しは、どんなときも柔和で温かさに満ちておられました。

2代目の三枝正裕先生は色白なお顔で理知的な医学者との印象を受けましたが、趣味に庭いじりが好きな事をお話し下さいました。平成6年から平成13年まで早川先生の後の会長の任をはたされ、私たちのよき相談者となって下さいました。

3代目会長は現名誉会長の堀原一先生がなられました。いつも姿勢がよくお元気で病には縁がないように見受けられ、全国の支部を訪問することを使命とお考えのようでした。現在は体調の関係で名誉会長になられましたが、今後の友の会を支えてくださるよう、御健康の回復が待たれます。

平成8年にはドイツに28名のメンバーの一員として、第6回田原、アショフシンポジュウム及び日独ペースメーカー患者交流会にも参加でき、感謝です。

Q. ドイツの学会にも先生方と一緒に参加されていますが、何か心に残るエピソードはありましたか。

ドイツの学会の思い出になりますが、28名の中にドクターの御夫人が何名か参加しておられ、友の会の会員の私たちに親しく接して下さったことが嬉しいことでした。

ドイツの患者交流会は有意義でした。はじめて東洋人と会話されどんな印象をもたれたのかお聞きしたかったです。国は異なっても、近代医学の恩恵であるペースメーカーを胸に植え込んでいるという共通点で親近感をおぼえました。ドイツ語が難しくて、挨拶の言葉と感謝の言葉くらいしか勉強して行かなかったことがいまでも悔やまれます。

交流会のあとのレセプションで通訳してくださる女医さん(日本人)のおかげで、相互の親睦が出来、ドイツまではるばる出かけたことは良かったのだと実感しました。

学会のポジュウムは内容が高度で難しくて理解できない状態でしたが、二度と経験できない貴重な時間を与えられました。ドイツのペースメーカーの患者さんにいつの日か再会できるかなと思うこのごろです。